『トップガン マーヴェリック』・・・主役はトムキャットからスーパーホーネットへ

『トップガン』の続編の話はうわさレベルではかなり以前からあったわけだが、具現化する前にアメリカ海軍のF-14トムキャットは退役し、マルチロールのF/A-18ホーネットもE/F型のスーパーホーネットに代替わりし、さらに言うならA-6イントルーダーもS-3バイキングも空母から姿を消した。つまり空母の航空隊編成が前作の80年代からガラッと変わってしまった今、たとえトム・クルーズが再び主役の座に就いたと…

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2012年の映画を振り返って

SOARです。すっかりご無沙汰しております。 夏以降映画記事の更新はもとより、いただいたコメントやTBのお返しもままならぬ状態が続いており、申し訳なく思っています。本当にごめんなさい。 私も一応サラリーマン。年相応それなりの役職だの肩書きだのがついて回るわけですが、今年はそれらの兼務を伴う大きなプロジェクトにかかわる破目になりまして、有無を言わさずの会社人間となってしまい大忙しの日々・・…

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平成24年度富士総合火力演習・・10式戦車参戦!

ここのところ仕事が超ハードで映画記事が更新ストップ状態(観てることは観てるのだが・・・)の拙ブログ。久々の新記事アップはこの映画・・・ではなく、富士総合火力演習!! 総火演を見なければ私の夏は終わらないのだ。 「本番」の26日の抽選は見事にハズレたものの、今年は海自OBの知人より23日と25日のチケットをもらうことができた。捨てる神あれば拾う神ありとはまさにこのこと。毎年自衛隊関係者…

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『BRAVE HEARTS 海猿』・・・ここにも最後の砦があった

見応えあり! よかった! 熱い心と冷静な判断力を併せ持つ海保特救隊の物語を存分に堪能した。レスキュー隊を題材とした作品はいくつか知られた物があり、それらは私の大好きなジャンルでもあるわけだが、これまでの海猿シリーズも含めこのジャンルにおいてこれほど興奮と感動を味わった作品は過去にない。もう断言。邦画のVFXの進歩も実感できたし大満足の一本であった。 前作では鹿児島の第十管区の機動救難士だ…

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『崖っぷちの男』・・・なぜ男はそこに立ったのか

終わってみればほぼ予想通りの展開で、アイデア等に目新しいものはなかった。が、見せ方に無駄がなく、早い段階で“崖っぷちの男”ニックの目的が明かされることで、登場人物たちの敵味方、あるいは“怪しいやつ”といった整理がつきやすく、同時に二つの出来事が並行して進んで行くスリリングさにぐいぐいっと引き付けられる感覚が実に心地よかった。 冤罪を晴らすための大芝居と証拠品の奪取。 兄弟が企てたこの計画…

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『アメイジング・スパイダーマン』・・・守れない約束だってあっていいよ

独特の味が魅力だったライミ版スパイダーマン。アメコミヒーロー物にさして食指の動かない私が『アイアンマン』とともに気に入っている貴重な(?)シリーズだったので、このライミ&トビー・マグワイアによる続編が白紙状態にという一報を聞いたときにはずいぶんがっかりもした。 監督、キャスト総入れ替えのリブートで生まれ変わった傑作も世の中にはあるけれど、スパイダーマンだけはライミ版のノリで続けてほしかったのだ…

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『ネイビーシールズ』・・・精鋭無比

陸軍のグリーンベレーやデルタフォースに比べると、同じ米軍特殊部隊ながら海軍のシールズ(U.S.NAVY SEALs)は知名度が低めかもしれない。が、このシールズ、何かと映画に登場する機会の多い部隊でもある。最近では『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』終盤での活躍があった。 ちなみにシールズ登場作品で私が推すのは『ザ・ロック』。主役として描かれるわけではないが、マイケル・ビーン率いる…

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『一枚のめぐり逢い』・・・戦場で見つけた写真に導かれて

イラク戦争に派遣された海兵隊の青年が戦場で一枚の写真を拾ったことで奇跡的に生還し、帰国後写真に写る女性を訪ねていくというベストセラーの映画化。ラブストーリーとして悪くはなかったが、正直期待したほどの作品ではなかった。 きっかけはいい。ザック・エフロン演じるローガンが戦場のがれきの中に落ちている何かを見つけ近づいていく。拾ってみるとそれは女性の写真で、裏には無事を祈るメッセージがあった。同じ…

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