庭木に寒肥を

先週の休日、ヒメシャラとシマトネリコに寒肥を施した。有機質肥料によるちゃんとした寒肥は私にとって初めての作業である。

庭木の場合、樹冠線上に溝を掘るか等間隔でいくつか穴を掘っての施肥が基本と言われるが、樹冠線を地面に投影した円上にはレンガを積んだ花壇があったり球根が埋まっていたりで、そう上手くはいかない我が家の庭事情。
まあ全周囲でなくても効果はあるはずなのでとにかく掘れるところを掘ってみることに。すると樹冠線付近までけっこう立派な根が伸びていて一瞬手が止まる。念のため掘る位置を気持ち外側に移行した上で、思い切って根を切りながら続行した。手元の初心者向け園芸書に“施肥時の穴掘りに伴う根切りは細い根の発根を促す”とあるので大丈夫だと思うけど・・・。

なお先月放送された「趣味の園芸(のグリーンフィンガーズ)」では寒肥には有機質肥料のブレンドを・・・と説明していたが、いざ園芸店に出向いてみると寒肥とお礼肥用に調整された有機質肥料があったので、これなら失敗もなさそうだと迷わず購入した。

その肥料を掘り終えた複数の穴に入れ、土とさっくり混ぜてから元通りに埋め戻して作業完了。これで暖かくなる頃にはじわじわと効き始めてくれるはず。

落葉後の剪定も済ませたヒメシャラには今年も冬芽がたくさんつき、昨年グングン成長したシマトネリコも葉を紫っぽい色に変えて寒さに耐えている。この姿、どちらもまだまだ冬のたたずまいではあるが、両者の根元に目をやるとスノードロップやクロッカスが芽を出し気の早い者など既に花を咲かせているのだから、春の訪れもそう遠くはないのだ。

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