深い緑と色鮮やかな夏の草花たちが織り成す美しい風景、そしてそこに息づくジブリらしい表情豊かなキャラクターたち。ストーリーに特別なインパクトはないものの、こじんまりとまとまった愛らしく優しい作風はとても心地よかった。
意志が強く朗らかで前向きで好奇心旺盛なしっかり者・・・そんなアリエッティ(声:志田未来)のキャラが典型的なジブリのヒロイン像(サツキ、キキ、フィオ・・・)に重なるマンネリ感がちょっと気になったが、中途半端なファンタジーに染まることなく少年と少女のひと夏の出会いと淡い恋の物語として、あくまでリアルな世界観の下でしっかりと描かれていた点は好印象だ。翔(声:神木隆之介)が療養する部屋の窓辺でアイビーの葉っぱ越しに二人が会話するシーンなど、見ているこっちが恥ずかしくなるほどにかわいらしかった。
ジブリ作品で毎回ヒヤヒヤする声優陣も、本作では納得の合格点。できれば本職の声優に当ててほしかったキャラもいないわけではないが、それを許せてしまうほどに志田未来がとにかく素晴らしかった。元々志田の役者としての演技にはややオーバーアクションなところがあるので、彼女の魅力でもあるそうした芸風が案外声優に向いているのかもしれない。
アリエッティや家族の“小ささ”を感じさせる描写も興味深かった。音の伝わり方や液体の表面張力の捉え方など無視しても影響ない・・・と言うより無視したほうが自然な絵になりそうな現象を、あえて科学的に見せてくれたジブリのこだわり、そういうところが私は大好きである。
舞台となる古い屋敷とその庭もいいなあ。
石灯籠などのアイテムや周囲の竹林により一見純和風にも見える荒れた庭だが雰囲気はやはり洋風庭園で、自然なままの素朴な感じと色とりどりの花たちの瑞々しい風景はどことなく故ターシャ・テューダーの庭を思わせる。
ルドベキア、センニチコウ、ヒナゲシ、マリーゴールドといった夏定番の草花たちがカラフルで美しい。一方でヒメジョオンやツユクサなど野の花たちもさりげなく描かれる。アイビーの壁に挑もうとするアリエッティがツユクサの前に立つシーンなどなかなか絵になっていたと思う。
“狩り”ならぬ“借り”の途中に角砂糖を落としてしまったことから始まるアリエッティと翔のもどかしくも心温まる交流は長くは続かなかったが、その幕引きで二人の絆をより強く繋ぎ合わせたのもまた角砂糖だった。私はこういうアイテムの使い方に非常に弱いので、翔がポケットから小さな包みを出した時点でうるっと来てしまった。それに続くアリエッティの少女らしい一連の行為もたまらない。涙腺決壊。
さらに巧いなと思ったのはその後のスピラーの使い方。角砂糖のやりとりを遠目で見ていた彼が、今度はアリエッティにノイチゴの実を渡すのだ。翔のアリエッティへの叶わぬ想いをスピラーがある意味引き継ぐのである。
思えばマリーゴールド咲く中で、種族の違いとそれぞれの未来についてあえて冷たく言い放った翔。「君たちは滅びゆく種族なんだ」と。
しかし今、新天地を求めて川を下っていく小人たちを照らすのは希望の光に違いない。
宮崎駿が監督をしていたら脚本を逸脱するようなお説教要素が随所に入ったかもしれない(笑)が、そこは若手ホープの米林宏昌監督。一昔前の癒し系正統派ジブリ作品を思わせる本作が、彼のような新人監督の元で生まれたことも評価したい。鈴木、宮崎両氏が彼を抜擢したことも含めて。
(一つだけ苦言。登場人物が基本的にいい人ばかりなので、どうせなら唯一の悪役(?)ハル(声:樹木希林)にもう少し“毒”を持たせても面白かったかな~と)
公開中の『トイ・ストーリー3』のような劇的な感動は控えめながら、じんわりと心に伝わるものがある素敵なアニメーション。ジブリと聞いてヘンに身構えたり、あるいは何かを読み取ろうなどという肩肘張るような見方は本作には必要ない。物語の優しい世界に安心して身を委ねていただきたい。『トイ・ストーリー3』同様こちらもまた多くの方にオススメできる一本である。
余談:スピラー役の声優さんが青木和代じゃなくてよかった。だってジムシィみたい・・・(笑)
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別館の予備(感想217作目 借りぐらしのアリエッティ)
Excerpt: 4月21日 借りぐらしのアリエッティ 下記TBアドレスの別館にTBして頂けると有難いです TBアドレス http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/hum09..
Weblog: スポーツ瓦版
Tracked: 2012-04-22 22:23
この記事へのコメント
BROOK
過去の作品に通じるものがありました。
映像は目を見張るものがあり、
そこに心地良い音楽が合わさり、絶妙なジブリ作品になっていたと思います。
KLY
未来ちゃんや神木くん、案外声優の方があってるかもってぐらいです。素直で素朴でシンプル、私はこういう作品がホント好きです^^
SOAR
昔のジブリ作品が必ず持ってた優しさや風景美が復活した感じでうれしいですね。昨今のジブリは世界観が突飛過ぎたりどこか小難しい理屈が込められたりしてましたが、これはほんとによかった!
SOAR
もちろん宮崎監督が彼の哲学で創り出す作品も奥の深い味わいがあって嫌いではないですが、やはりジブリは親子で楽しめるレベルのメッセージ作品が主流であってほしいんですよね、私は。
その点で本作はまさにど真ん中でした。
何気に声優歴の長い神木くんですが、声変わり前の作品でのほうが私は断然好きなんですよねぇ。でもやっぱりこうしてみると役作りは巧いですね彼。
志田さんは地元出身なのでひいき目もありますが(笑)、やっぱり巧かったなあ。
にゃむばなな
ああいうのを見ると、何だか妙に落ち着いてしまいます。
SOAR
船上・・・じゃなくて“やかん上”のあのやりとりがないとスピラーの登場意義がないですよね。
一見蛇足のようで、とても大切なシーンだと思いました。
ketchup36oz
角砂糖とノイチゴの対比…とってもいいシーンですね。
水滴をはじめとする描写、そして音楽、それぞれにこだわりを感じるし、それぞれがすばらしい。
久しぶりに、僕のすきなジブリがかえってきてくれた感じがしました。
また、遊びに寄らせていただきますね。
SOAR
翔とアリエッティの別れのシーンは本当に素晴らしく、あれをクライマックスにし、あとは遠ざかるやかんの絵で終わっても十分まとまるのに、あのラズベリー系のノイチゴのシーンを入れる・・・そんなジブリがいいですね。
服についた水滴や注がれるお茶等のリアルな液体描写は何気に衝撃でした。
メッセージを押し付けることなく優しく伝えてくれる久々のジブリ作品、よかったです。
sakurai
大人はやはりいただけませんでした。
絵を見ながら、しのぶさんとか、希林さんの顔が思い浮かんで・・。
なんでジブリは声優を使わないんでしょうね。
声優さんたちは、なかなか大変だ・・と聞いてるので、ここは仕事シェアすべきですよ・・・とどうでもいいことを言ってますが、絵の丁寧さに、心打たれました。
やっぱアニメですから、絵で勝負ですよね。
SOAR
若手二人に救われましたね。友和・竹下両氏は、むしろあの二人が演じてることがあまりにわかりやすかったのいでよかったんじゃないかなあ。
いずれにしても、ジブリのこの傾向は悪しき習慣だと思ってます。今回のヒロインが原点回帰だというご意見を多数拝読しましたが、かつてのヒロインを演じたのは島本・日高・横沢・高山といった名だたる声優陣。回帰するならジブリにはそこにもこだわってほしかったです。
アニメは絵が勝負なのはもちろんですが、そこに命を吹き込む声優も重要ですよね。
悠雅
実は、たくさんの植物のとても美しい描写が何より気に入りました。
庭を全部放置していたら、あんなに綺麗にはお花が咲かないだろうから、
適度に手を入れている感じが、あの家の外観によく合っていて、
うんと低い目線で、植物をもっといっぱい見ていたい気にもなりました。
いろんな意味でジブリらしい作品だけど、その1つである俳優さんの起用、
今回もやっぱり、疑問の残るものでした。
これって、ジブリが映画を作る限り、続いていくんでしょうかねぇ…
SOAR
きちんと手を入れたら立派な庭園になるであろう庭の適度な荒れ具合、これがまたいい風情を出してましたね。
花たちは人の手で植えられたものではなく、こぼれ種や宿根なんじゃないかなあ。
低い目線で植物を見るのって楽しいですよね。私も写真撮るときは見下ろすような構図は意識して避けてます。
ジブリらしさとして定着してしまった俳優起用は私も苦手です。先日テレビの「トトロ」をやっぱり見てしまったんですが、日高のり子さん演じるサツキのはつらつさは、プロの声優さんならではの表現なんですよね。
味わいあるストーリー、美しい映像。ここに重なる“声”はやはり耳に心地よい声優さんでお願いしたいものです。