『ミッション:8ミニッツ』・・・そして彼女の指がEnterキーを叩く

時空超えSF大好きな私にとって久々に登場のこのジャンル。主人公がある時間を繰り返すうちに状況が変化していくというアイデアは過去にも秀作があるが、本作はそれをさらに一捻り二捻りさせたうえでの二段オチという凝りに凝った作品である。
少々ややこしいし最後まで疑問の残る部分もあれこれとあるにはあるが、それでもとにかく面白かった。


---以下ネタバレあり---


冒頭に時空超えと書いたが、主人公コルター・スティーヴンス大尉が軍の実験装置を介して移動するのは“時間”ではない。彼の行く先はコンピュータプログラムが作り出すバーチャル世界である。シカゴで起こった列車爆破事件の犯人を突き止めるために利用されるこのプログラム、量子力学がナンタラカンタラで私には何がなんだかさっぱりだが、要するに人間の脳は死の直前8分間の意識を残していることに着目した画期的なプログラムらしい。
こうして事故犠牲者の意識が作り出した爆破8分前の列車内に、正確には車内のショーンという人物の意識下に繰り返し“飛び”ながら犯人を捜すのがコルターの任務なのだ。

序盤は単に事故前の車内に何度も潜入していくうちに徐々にヒントを掴みながら犯人を特定していくサスペンスであり、それがリアル過去なのかバーチャルなのかで差異はないように思えたのだが、コルター自身も実はアフガンで戦死していることが明かされるあたりからいい意味で奇妙なテイストに作風がシフトしていく。

コルター役のジェイク・ギレンホールと彼に指示を送るグッドウィン大尉を演じるヴェラ・ファーミガ、このふたりが抜群にいい。特にヴェラが見せる微妙な表情変化はウマ過ぎ。彼女の置かれた立場や職務上知っている真相ゆえの苦悩、そうした中で徐々に高まっていくコルターとの信頼関係。大きなアクションも感情をあらわにする場面もほぼないのに、彼女の思いがヒシヒシと伝わってきた。

コルターの心情を汲み取れるポジションにある彼女が最後に取る行動も胸を打つ。
犯人を突き止めたことで役目を終えたプログラム内の仮想世界。常に8分後に爆破してしまうこの世界を救いたいと考えたコルターの提言に心を動かされた彼女は、作戦責任者の博士の目を盗んでコンピュータのEnterキーを叩く。こうしてコルターへの「グッドラック」という呼びかけと共にスタートするラストミッション。コルターとの約束により彼女が次に触れるスイッチは8分後の・・・。


岡嶋二人の傑作小説『クラインの壺』で、当人だけが知る玄関のカギの隠し場所にそのカギがあるかないかで現実か仮想かを判断するくだりがあり、これを読んだ当時にものすごく納得したものだが、この観点で行くと本作の重要アイテムである爆弾は思いっきり矛盾してしまう気がする。
くどいようだがコルターが“飛ぶ”列車内の世界は、現実世界をさかのぼった過去ではない。事故犠牲者たちの脳に残る8分間の意識が作り出した仮想空間である。列車内にいた犯人は自分も犠牲になったような工作(財布を残す)はするが爆破時にはいないわけで、この爆弾の所在を知る人間が犠牲者の中にはいないことにはならないだろうか。つまり現実の世界で存在する爆弾は仮想の世界ではいくら探しても存在し得ないと・・・。

私の感じた決定的な突っ込みどころはこの一点。

本作はとりあえずタイムトラベル物ではないので(ラストの解釈次第)、タイムパラドックス云々はこの際放棄してしまったほうが素直に楽しめると思う。もっともだからといって、バーチャルリアリティやパラレルワールドならば何でもありとしてしまうのも考え物だが・・・。

ヘリ部隊に所属してアフガンで作戦中だったはずのコルターがこのミッションを実行していることの真相に気付いていく過程は破綻なく丁寧に描かれるし、同時にその様子は客観的にもうまく表現されている。例えばグッドウィンとのやりとりが相互会話で成り立っているように見えるのは実はイメージで、中盤になるとコルターからの返答は音声ではなくモニターに打ち出される文章であることがわかるといった具合。

「うまくいく」や「残り1分の命」などのセリフが後の伏線となっているのも面白いし、コーヒーを巡るコルター・・・いやショーンとクリスティーナの関係も終盤でうまく活かされていていい。


最後の8分間のカウントダウンがゼロになり、グッドウィンがコルターの生命維持装置を解除することでプログラム内で進行している仮想現実の世界は停止する。コルターにとってこれこそがミッションコンプリート。ラスト1分で交わされた二人のキスと、コメディアンがもたらす乗客たちの最高の笑顔とが静止し続ける世界。

・・・そしてこの瞬間からもうひとつの独立したパラレルワールドが時を刻み始める。
ラストミッションで犯人確保と爆弾の完全解除を成し遂げたコルターに“ミッション:8ミニッツ”を繰り返す意義はもはやなく、こちらの世界に“取り残された”見た目はショーンで中味はコルターというひとりの男が、クリスティーナと新たな人生を歩んでいくのだ。プログラムの延長に存在するこの並行世界で。

で!
この後さらにオチが待っている。いつもどおり基地に出勤するグッドウィンに届く一通のメール。

このメールはあの時コルターが打った?
そもそも内容は最初に出てきたあの文章??
ってことはここにもうひとつ大きな時間のループが???

正直ここで私は混乱してしまったのだが、さて皆さんはどう解釈するだろうか。

万人受けするタイプの作品ではないし、突っ込み始めたらそれこそキリがない作品でもあろう。結局よくわからないモヤモヤ感も不快といえば不快。おまけに油断すると睡魔の餌食・・・。

でもやっぱり面白い。大満足。ラストミッション中には不覚にも思わず涙が出そうになったほど。観るたびに新発見がありそうなこの手のSFはやはり好みのようだ。実際私、続けて二回も観てしまった(笑)

さりげない感動を伴う凝った時空超えSFが好きな方なら観て損なし。
ぜひ劇場で。

この記事へのコメント

  • BROOK

    私も最後のメールで混乱しました。
    コルターの記憶を取り戻す方法の文章が書かれていて、
    それが映画の冒頭にも登場してましたよね。
    ここで“ループ”となるのも、ちょっと違うような気もするのです。
    最後の“世界”では、既に爆破テロが防がれているので・・・。
    その辺り、深く考えてしまうと、“もったいない”作品なので、あまり考えずに♪

    とりあえず、「マトリックス」のようであり、「バタフライ・エフェクト」のようであり・・・
    いろいろな要素をミックスしてありましたね。
    2011年10月30日 12:30
  • SOAR

    BROOKさん、こんにちは♪
    ループではないとなると、メールを受けたのは現実世界ではなくあちらの世界に存在するグッドウィンと考えるのが妥当でしょうか。「この世界で僕はショーンとして生きるので、その施設にいるスティーヴンス大尉をよろしくね」というコルターのメッセージ?
    う~ん、ややこしい。けどやっぱりおもしろいです!

    バーチャル物の「マトリックス」、時間物の「バタフライ・エフェクト」。それぞれのジャンルで最近の映画の基本ルールを構築したのが両者だと思ってますが、この二作品を髣髴とさせる雰囲気もありましたよね。

    巷での予想外の低評価に戸惑っていますが、BROOKさんも高めの評価でうれしく思いました♪
    2011年10月30日 14:36
  • おくやぷ

    こんにちは

    ミッション:8ミニッツ
    おもしろかったです
    最後のふたりの姿を写した巨大なオブジェが多元宇宙を表しているような感じでしたね

    既知の設定や理論で手繰って頭を働かせてみようとは思いますが、それも制作者がこの設定でやっている、と言えばもうそのとおりなんですよね
    グッドウィンに届いたメールについては、ミッション遂行中のグッドウィンでなくコスターの選んだ先の世界のグッドウィンに送っていたのかなと
    ラストでみているコスターもグッドウィンも、観ているわたしたちが望む(望みたい)ある意味、安心できる結果に落ち着いて、そこを選んでみせてはもらいましたがコスターの決断を受け入れて窮地に立ったグッドウィンの世界もあるのでは…なんて考えていました
    感情移入するいとまがなかったですが、コスターが移動した体の持ち主(ショーン)が一番割をくっているかも

    2回連続でみたのですね!
    うーんみたくなりますね
    DVDが出たらまたじっくり確かめたい
    いろいろ考えたことを書くとこうなのですが、それ以外の考え方もみたいし、なるほどって思います
    そして終わった後の余韻もわたしは好きでした
    この余韻がループしたい気になる
    ミッション93ミニッツの旅へGO^^
    2011年10月30日 14:55
  • ひらで~

    観ている時は何も考えず、
    ジェイクとパラレルワールドを
    楽しみました♪
    ラストミッション、私もウルウルきましたよ。
    ラストも、単純にハッピーエンドを
    喜びました。

    観た後は、突っ込みどころを
    思いだしたりするのが、また楽しい♪
    2度目は、また別の楽しみ方が出来ますね。
    楽しんだ者勝ちですよ。
    2011年10月30日 15:14
  • にゃむばなな

    多分この脚本家にラストの説明を求めても、きちんとした答えは返ってこないと思います。
    脚本家自身も多分よく分かっていないまま、あんなラストを用意したのでしょうね。
    2011年10月30日 17:25
  • SOAR

    おくやぷさん、こんばんは♪
    あのオブジェに写るコルターの顔がしっかりショーンなのがいいです。それまで我々が見ていたジェイクの顔したコルターはイメージに過ぎないわけで。

    >既知の設定や理論で手繰って頭を働かせてみようとは思いますが、それも制作者がこの設定でやっている、と言えばもうそのとおりなんですよね

    SF作品を楽しめるか否かはそこを納得できるかどうかなんですよね。映画や小説のSFファンにとって例えばタイムパラドックスに対する持論は千差万別なので、制作者の設定がダメだと思ったらそれまでなんだよね。

    ラストのメールは、私もそう考えるのが一番自然だと感じてきましたよ。となるとおっしゃるようにあらゆるパラレル世界の可能性がありそうです。
    自我を失ったショーン然り(笑)

    お、うまいね!
    ミッション:93ミニッツ!
    では三度目の旅へ(DVDで)
    2011年10月30日 21:34
  • SOAR

    ひらで~さん、こんばんは♪
    ちょっと不思議で切なくもあるハッピーエンド。その余韻がまたよかったですね。

    犯人特定で完了したかにみえたミッションが、コルターとグッドウィンによってもう一回だけ行われるくだりはジーンと来ますよね。君たちはそれを選ぶのかって。
    後ろの席の女性の方のすすり泣く声が耳に残ってます。
    2011年10月30日 21:34
  • SOAR

    にゃむばななさん、こんばんは♪
    理屈を突き詰めていくとどうしても矛盾が生じてしまうのが時空を超えるSFの宿命ですもんね。
    観る側も作る側も描かれた事象について完全な説明をすることはきっと無理。
    まあだからこそ面白いジャンルなんだと思ってます。
    2011年10月30日 21:34
  • 水樹

    2回劇場でご覧になられたお気持ち、
    激しく共感いたします。

    原題のソースコードが、邦題でかすんでしまいましたが、
    肉体としては植物化してしまった主人公を、
    単なるソースコードとして初期化して、
    これからの自分の研究の曙に浮かれる博士と、
    最期の頼みを受け入れたグッドウィンの決断。。。

    ここと、お父さんとの他人としての心の交流。

    ここが良かった。

    私たちは、今、たまたま肉体を伴っていますけど、
    心一つの部分ではソースコードに過ぎないのかもしれません。

    だからこそ、あと、人生が残り8分だったら・・・。
    そしてその最後の1分をどう迎えたいか。

    いろいろ考えさせられました。
    2011年10月30日 22:58
  • オリーブリー

    こんばんは。

    コルターの状況は予感があったんですけど、あの姿はちょっと切なすぎ…。
    なので、彼が転送を重ねる内、乗客を助けたいと願う気持ちのハッピーエンドな仮想世界で終ってくれてたら、、、と思うんですが、もうこの先はあまり深く考え無い方が良いかもですね。
    混乱が増すばかりで、明白な答えはありませんもの(苦笑)
    出演者もみんな上手かったです!
    ほんと、モニターに映るヴェラの顔芝居!
    最高でした!
    2011年10月31日 00:08
  • SOAR

    水樹さん、こんばんは♪
    観終わって、「あそこもういちど確認したい」とか「あの時なんて言ってたっけ」みたいな疑問がわきあがりまして、勢いで二回戦突入でした。

    彼が現実世界での命を放棄し、プログラムの中で“生きる”ことを決断するくだりと、それを理解し受け入れるグッドウィンの切なくも温かいまなざしにやられましたね。

    繰り返される8分のループが最後を迎えるときのラスト1分。そのときの彼の行動も素敵でした。

    解釈についてもそこからの読み解きも、とにかくいろいろ考えさせられるしその中味は人それぞれで、皆さんの様々な考え方を拝見するのがとても楽しい作品ですね。
    2011年10月31日 22:10
  • SOAR

    オリーブリーさん、こんばんは♪
    後になって思えば、コルターがいるカプセル内部の様子と、後半になってグッドウィンが見つめる装置のサイズとが明らかに違うんですよね。実際には物言えぬ状態なのだということには早々に気付く仕掛けになっているものの、あの姿は絶句でした。

    彼が残った世界は列車爆破も予告されたテロも回避した世界ですし、ハッピーエンドという解釈でいいと思います。(それを惑わすラストのメール!)

    ジェイクも演技の幅がぐんぐん広がりつつあって、また好きになりました。
    ヴェラもきれいな顔立ちが悲しげになったり憂いを増したり毅然となったりと、ほんと引き込まれました。この人、特に目がきれいですよね~。
    2011年10月31日 22:10
  • おくやぷ

    あれからまたいろいろ考えるのが楽しくなって、思いを巡らせていたのですが、この映画では説明がない部分でもあるんですけど「辻褄があわない」ってことがないような気がしてきたんです
    まず、この話はタイムスリップでなく記憶へのアクセスですよね
    例えば、webのページをみているときに、バックブラウザを使って以前のページへ戻ることができますよね
    元の場所に進むには「進む」ボタンで容易に戻れます
    バックブラウザで戻ったページは(管理者が更新しない限り)元のページであり変わることはない
    しかし、戻った時点で違うリンクを押せばさっき先に進んだ元の場所には(ブックマークでもしない限り)戻れない
    彼は、あのストップモーションの時点で新しいリンクを踏み、新しい世界を作ったのでは…と思うと、つじつまをあわせることができる気がするななんて思ってました
    この考えが正しいわけでは決してないです、制作者からコメントがないとわかりませんし
    だから博士が考え出したあのシステム(ソースコード)をもっと知りたいし、考えるのも楽しいです
    つまり何が言いたいかというと、自分はちょっとおかしいとこあるけどよかった…という評価でなく、いろいろ設定について考える楽しみもあり、人と人との関わりや決意部分もぐっときて2倍美味しいなと思っている、ということです

    映画内で博士が「過去に干渉するのは絶対ありえない」と言ってましたね
    これはタイムスリップじゃないから干渉できない、と断言していたんではと思うんです
    つまり仮想空間、バーチャルへのアクセスだから無理だ、と
    ところがそこで奇跡が起こった
    彼の決断、決意
    それに協力したグッドウィン
    いままであったどこかに飛んだというよりは彼が作り出した未来というものがあの世界なのかな

    DVDでたらまたじっくり見たいですほんと
    長々とすみませんでした
    2011年11月03日 01:49
  • SOAR

    おくやぷさん、こんばんは♪
    この作品のポイントは、過去への時間のさかのぼりではなく、過去を擬似的に作り出した仮想空間への移動であることなんですよね。
    ですからおっしゃるように、彼が飛ぶたびにあれこれ事を起こそうとも現実世界で列車が爆発したという過去はそのまま。

    と、そこまではいいんですよねぇ・・・。

    生命維持装置が止まり、仮想世界の時間の流れも止まる。ここで終わるならオチとして一応の納得ができる範囲なんですが、これが動き出してしまうって・・・。

    で、おくやぷさんのおっしゃるブラウザの戻る進むの例えが、これなかなか面白いです。
    たしかにこれ繰り返してるうちに戻れなくなったり他所へ飛んじゃったりすることあります。コルターもそうして全く違う未来をスタートさせたのかもしれませんね。

    >ちょっとおかしいとこあるけどよかった…という評価でなく

    おっしゃりたいことよくわかります。観客それぞれがどう読み取ったかとかは抜きにして、辻褄に関しての破綻がないですよね。一貫してないという見方をされている方も多いようですが、この脚本はなかなかどうして、筋が通ってると私は思います。

    あー、なんだかもう一回観たくなってきちゃいました(笑)

    足かけ7年に及ぶ“SOARのパストラーレ♪”史上おそらく最長のコメント、ありがとうございました!
    2011年11月03日 22:44
  • 悠雅

    ちょっとバタバタする日が続き、ちょっと出遅れましたが、
    是非観たかったこの作品を、とっても楽しんできました。
    続けて2度ご覧になったお気持ち、よくわかります。
    筋書きが全部わかった上で、もう1度最初っから観てみたいと思う作品、たまにありますが、これは全くそうでしたね。
    また、わたしは明快なかたちで終わらない作品って結構好きということもあり、
    役者の演技も脚本もよかったので、かなりお気に入り作品になりました。

    そもそも、主人公が飛んでゆく世界を具体的に理解したかと言うと、全くそんなことはないけれど、
    そこをわかったフリして楽しんでしまえるのが、わたしのいいところかしらん、とお気楽な自分の性格に開き直っていますが、今回はそれがよかったかも。

    設定や背景などではなく、それ以外のところで、語りたいことがたくさんある作品でした。
    なんか、わたしももう1回観たくなってきました。
    2011年11月06日 17:18
  • SOAR

    悠雅さん、こんばんは♪
    コルターの飛ぶ世界について、皆さんの感想を拝読すると一人一人微妙に解釈が異なるんですよね。
    ショーンとコルターの脳が直結してるイメージの方もいれば、ショーンの記憶から作り出したコンピュータ内のプログラムがあの世界と理解している方もいる。
    前者の場合、ショーンの意識はどこへ?という疑問が必ず付きまとい、後者ではその疑問はありえない。

    もう、こういうこと考えるだけでも面白くてワクワクしちゃいます。

    ラストも然り。
    グッドウィンが出勤してくるシーンを、あのミッションが行われる当日の朝と解釈する方、あるいは列車爆発を防ぎ再び動き始めたあの世界に存在するグッドウィンの翌日の出勤風景とする方・・・。

    映画から離れますが、私の好きなある野球コミックのラストシーンで、勝負を決める最後の1球を主人公のエースが投げ、打者がスイングを開始しようとする2コマの次ページは球場上空の青空に響き渡る観客の歓声のみというのがあります。これで終わり。
    三振だったのかサヨナラ打だったのかは一切描かれない。でも読者にとってはどちらにしても劇的なエンディングなわけで、明快な形で終わらない作品ならではの良さって、例えばこんなところにもあるんですよね。
    2011年11月06日 22:42

この記事へのトラックバック

劇場鑑賞「ミッション:8ミニッツ」
Excerpt: 8分後にあるものは・・・ 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201110290002/ Sourc..
Weblog: 日々“是”精進! ver.A
Tracked: 2011-10-30 12:25

ミッション:8ミニッツ~最後は16ミニッツ?
Excerpt: 公式サイト。原題:Source Code。ダンカン・ジョーンズ監督、ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト。何気にか日本映画「GANTZ」を彷彿 ...
Weblog: 佐藤秀の徒然幻視録
Tracked: 2011-10-30 13:32

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 安らぎはいつ訪れる 延々と8分間を繰り返しながら真実に近づく男 この映画のキャッチコピーは「映画通ほどだまされる」 映画通じゃないのでだまされませんでした しかし、面白い SFの設定というの....
Weblog: as soon as
Tracked: 2011-10-30 14:55

ミッション:8ミニッツ☆他人の人生に、他人の体、タイムリミットは8分
Excerpt:   もし人生が残り8分なら?
Weblog: ☆お気楽♪電影生活☆
Tracked: 2011-10-30 14:58

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: この宣伝、映画通ほど嫌う 【Story】 シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事故が起こり、事件を解明すべく政府の極秘ミッションが始動。爆破犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、犯人を見つけ出..
Weblog: Memoirs_of_dai
Tracked: 2011-10-30 16:05

「ミッション:8ミニッツ」 量子論的な世界
Excerpt: <ネタバレありありなので注意です> スティーヴンス大尉はある時目覚めると、電車の
Weblog: はらやんの映画徒然草
Tracked: 2011-10-30 16:35

『ミッション:8ミニッツ』
Excerpt: 警告:このラスト、映画通ほど拍子抜けする。そして未来ガジェット研究所を知っている人ほど、さらに拍子抜けする。 映画ファンに挑戦的な予告編を作っておきながら、実は内容的 ...
Weblog: こねたみっくす
Tracked: 2011-10-30 17:26

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: ダマされるというか、よく解らん・・・。
Weblog: だらだら無気力ブログ!
Tracked: 2011-10-30 18:27

映画『ミッション:8ミニッツ』
Excerpt: 予告編で見て面白そうだなと思ったのと、 『プリンス・オブ・ペルシャ』でめっちゃイイ男を演じてたジェイク・ギレンホールが 出てるので、見ておこうかとo(^-^)o 列車爆破事故を、その犠牲者の亡く..
Weblog: よくばりアンテナ
Tracked: 2011-10-30 20:25

映画:8ミニッツ Source Code テクノロジーが生み出す、新感覚タイムスリップSF
Excerpt: 正式な日本タイトルは、ミッション:8ミニッツ。 原題は、Source Code。 主人公がいきなり巻き込まれるのは、8分間でリセットされる世界。 8分後、爆発に巻き込まれる高速列車の乗客に、いつの..
Weblog: 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
Tracked: 2011-10-30 20:33

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 【SOURCE CODE】 2011/10/28公開 アメリカ 93分監督:ダンカン・ジョーンズ出演:ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト 警告:このラ..
Weblog: 新・映画鑑賞★日記・・・
Tracked: 2011-10-30 20:52

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 評価:★★★★☆【4,5点】(14) 8分間の意味するものとラストにびっくりだ!
Weblog: 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~
Tracked: 2011-10-30 21:24

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 列車の中で目を覚ました青年コルターは、目の前のチャーミングな女性から「ショーン」と呼ばれて困惑する。 しかも鏡に映る自分は見知らぬ他人の顔をしている! その後、爆風と共に別の場所で再び目を覚ましたコル..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2011-10-30 21:38

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ監督の長編第2作目となるSFサスペンスだ。主人公は爆破テロで死亡する人間の8分前の意識に入り込みテロの犯人を探してゆく。主演は『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の..
Weblog: LOVE Cinemas 調布
Tracked: 2011-10-30 21:41

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 脚本と編集が特に良いと思います。公式HPによれば、脚本のベン・リプリーさんは、自身のオリジナルアイディアを一年半以上かけて練り上げたとあります。また、時間が全部で100分。これだけの内容を、あっという..
Weblog: ★the tip of the iceberg★氷山の一角
Tracked: 2011-10-30 22:46

「ミッション:8ミニッツ」爆破の8分前の意識に入り込めっ!!!
Excerpt: 10月28日公開 「ミッション:8ミニッツ」 公式HPはコチラから!!! ■出演■ ジェイク・ギレンホール ミシェル・モナハン ヴェラ・ファーミガ ジェフリー・ライト 全米絶賛のサスペンス・..
Weblog: アタシ、洋画・洋楽・ゴシップ中毒(笑)!!!
Tracked: 2011-10-30 23:23

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 列車の座席で目覚めたコルター・スティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)は、目の前にいる見知らぬ女性(ミシェル・モナハン)から親しげに話しかけられた。 状況が理解できないコルターは、鏡を覗き込.....
Weblog: 心のままに映画の風景
Tracked: 2011-10-30 23:55

ダンカン・ジョーンズ監督『ミッション:8ミニッツ』
Excerpt: 注・内容、台詞に触れています。傑作SF「月に囚われた男」を監督したダンカン・ジョーンズ新作『ミッション:8ミニッツ』。出演はジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・..
Weblog: 映画雑記・COLOR of CINEMA
Tracked: 2011-10-30 23:57

『ミッション:8ミニッツ』彼に見えたものは…
Excerpt: 乗客が全員死亡したシカゴの列車爆破事件。犠牲者の「死ぬ8分前」に入り込み、犯人を見つけ出すというミッションに、米軍エリートのコルター・スティーヴンス大尉(ジェイク・ギレンホール)が選ばれたのは何故か。..
Weblog: 美容師は見た…
Tracked: 2011-10-31 01:01

映画「ミッション:8ミニッツ」感想
Excerpt: 映画「ミッション:8ミニッツ」観に行ってきました。 シカゴユニオン駅行の列車で発生した爆破テロ事件の犯人を、犠牲者が死亡する8分前の意識に潜り込んで探し出すSFサスペンス。 ストーリーは、主人公コルタ..
Weblog: タナウツネット雑記ブログ
Tracked: 2011-10-31 01:40

ミッション:8ミニッツ/ SOURCE CODE
Excerpt: ランキングクリックしてね ←please click 「このラスト、映画通ほダマされる。」というキャッチコピーの本作。 ダマされるとかダマされないとか言うのカンケイないんだけどな..
Weblog: 我想一個人映画美的女人blog
Tracked: 2011-10-31 09:50

「ミッション:8ミニッツ」斬新!!
Excerpt: 今月面白い映画が目白押し・・・と思っていたら、これもなかなか面白い♪ ラストは大きな?マークが出るけど、斬新なアイデアと、先の見えないハラハラ感で、そんな違和感吹っ飛んじゃう!! ネタばれ完璧NGレビ..
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・原宿
Tracked: 2011-10-31 17:59

[映画『ミッション:8ミニッツ』を観た(スマン、短信だ)]
Excerpt: ☆これは、きっちりとよく出来た良作だ。  惜しむらくは、非常に「大人の物語」として完成しているので、「若さゆえの突出」が少なく、展開に、それ程に燃えてこない点だろうか?  ・・・サンフランシスコで..
Weblog: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
Tracked: 2011-10-31 18:31

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 列車爆破事件の犯人を突き止めるために、軍の施設から爆弾で死亡する男性の意識に入り込むというとんでもないお話だ。ジェイク・ギレンホール演じる主人公はアフガニスタンで大怪我を負い、シカゴの列車内に転送され..
Weblog: とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
Tracked: 2011-10-31 21:21

映画通ほど騙される!? 【映画】ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 【映画】ミッション:8ミニッツ ジェイク・ギレンホールが主演♪ 【あらすじ】 シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事故が起こり、事件を解明すべく政府の極秘ミッションが始動。爆破犠牲者が死亡する8分..
Weblog: B級生活 ゲームやら映画やらD-POPやら
Tracked: 2011-10-31 22:03

映画「ミッション:8ミニッツ」 感想と採点 ※ネタバレあります
Excerpt: 映画『ミッション:8ミニッツ』(公式)を本日映画の日昼の回で劇場鑑賞。キャパ112名に老若男女で50名ほど。意外に多かったかも。 採点は、★★★★☆(5点満点で4点)100点満点なら70点..
Weblog: ディレクターの目線blog@FC2
Tracked: 2011-11-01 18:18

『ミッション:8ミニッツ』 選ぶのは誰か?
Excerpt: 【ネタバレ注意】  公式サイトによれば、ダンカン・ジョーンズ監督は『ミッション:8ミニッツ』の内容に関する科学的データを徹底的に調べ上げたいという強い好奇心に駆られたものの、ストーリー性を重...
Weblog: 映画のブログ
Tracked: 2011-11-02 03:02

ミッション:8ミニッツ 脳味噌フル回転!楽しかった!
Excerpt: 【=57 -9-】 昨日は宝塚市で単組の11秋季年末闘争方針の職場討議→神戸市北区の鈴蘭台でとある労組の大会で来賓挨拶→池田市で再び単組の職場討議、それぞれ挨拶(スピーチ)が主な仕事、だからほぼ移動..
Weblog: 労組書記長社労士のブログ
Tracked: 2011-11-03 09:02

監督の手腕による作品。『ミッション:8ミニッツ』
Excerpt: 列車爆破事故の犯人を見つける為、事故8分前の電車に乗せられるプログラムに選ばれたひとりの男性の物語です。
Weblog: 水曜日のシネマ日記
Tracked: 2011-11-03 10:30

多世界解釈~『ミッション:8ミニッツ』
Excerpt:  SOURCE CODE  コルター・スティーヴンス大尉(ジェイク・ギレンホール)は、目を覚ますとシカ ゴ行きの列車の中にいた。目の前には、クリスティーナ(ミシェル・モナハン)と い..
Weblog: 真紅のthinkingdays
Tracked: 2011-11-04 10:04

映画『ミッション:8ミニッツ』
Excerpt: 「警告:このラスト、映画通ほどダマされる」というキャッチコピーで、超有名俳優が出ていないにも関わらず、そこそこヒットしているらしい『ミッション:8ミニッツ(原題SOURCE CODE)』をTOHOシネ..
Weblog: 健康への長い道
Tracked: 2011-11-05 21:24

「ミッション:8ミニッツ」 Source Code (2011 米)
Excerpt: デビッド・ボウイの息子が監督しているという情報を抜きにしても、なんか面白そうとい
Weblog: 事務職員へのこの1冊
Tracked: 2011-11-06 11:08

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 新バージョン。満場の笑顔。世界を救う。
Weblog: 悠雅的生活
Tracked: 2011-11-06 16:45

「ミッション:8ミニッツ」感想
Excerpt: 「月に囚われた男」のダンカン・ジョーンズ監督2作目は、爆破テロ発生までの8分間を繰り返し、電車内に潜伏する犯人を捜し出すミッションを与えられた男の活躍と悲哀を描く、サスペンススリラー。    果たし..
Weblog: 新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~
Tracked: 2011-11-10 18:50

ミッション:8ミニッツ (Source Code)
Excerpt: 監督 ダンカン・ジョーンズ 主演 ジェイク・ギレンホール 2011年 アメリカ/フランス映画 93分 SF 採点★★★★ 数年前に電車通勤をしていた頃、意識していた訳でもなく習慣として毎日同じ時間の..
Weblog: Subterranean サブタレイニアン
Tracked: 2011-11-10 20:20

『ミッション:8ミニッツ』
Excerpt: □作品オフィシャルサイト 「ミッション:8ミニッツ」□監督 ダンカン・ジョーンズ □脚本 ベン・リプリー □キャスト ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ラ..
Weblog: 京の昼寝~♪
Tracked: 2011-11-13 10:11

8分間に賭ける
Excerpt: 1日のことですが、映画「ミッション:8ミニッツ」を鑑賞しました。 列車爆破事件の犯人を見つけるべく 犠牲者の爆破8分前の意識に入りこみのだが・・・ SFサスペンス タイムスリップというか パラレル..
Weblog: 笑う学生の生活
Tracked: 2011-11-13 18:08

映画「ミッション:8ミニッツ」その時を取り戻すまで何度でも
Excerpt: 「ミッション:8ミニッツ」★★★★ ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト 出演 ダンカン・ジョーンズ 監督、 94分、 2011年10月28日公開 20..
Weblog: soramove
Tracked: 2011-11-17 21:49

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: ミッション:8ミニッツ'11:米◆原題:SOURCE CODE◆監督:ダンカン・ジョーンズ「月に囚われた男」◆出演:ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー .....
Weblog: C'est joli~ここちいい毎日を~
Tracked: 2011-12-05 16:40

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: ミッション:8ミニッツ ★★★★☆(★4つ) 「乗客全員死亡」のシカゴ列車爆破事件― 犠牲者の〈死ぬ8分前〉に入り込み、爆破を阻止せよ!だがその極秘ミッションには、 禁断の真実が隠されていた…?..
Weblog: 食はすべての源なり。
Tracked: 2011-12-12 13:51

■映画『ミッション:8ミニッツ』
Excerpt: デヴィッド・ボウイの息子であるという、一般人とはかなり違う育ち方をしたであろう出自を持つ若手監督、ダンカン・ジョーンズが手がけた映画『ミッション:8ミニッツ』。 既に死んでしまっている人間の死の直前..
Weblog: Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>
Tracked: 2011-12-18 05:41

映画『ミッション:8ミニッツ』を観て
Excerpt: 11-71.ミッション:8ミニッツ■原題:Source Code■製作年・国:2011年、アメリカ■上映時間:94分■字幕:林完治■鑑賞日:11月13日、TOHOシネマズ有楽座□監督:ダンカン・ジョー..
Weblog: kintyre's Diary 新館
Tracked: 2011-12-25 19:07

映画:ミッション:8ミニッツ
Excerpt:  「映画通ほど騙される」というキャッチフレーズ。映画通の方はみんな「どこが?」って感じで、映画通ほどこのキャッチフレーズに騙されてしまったようですね。と言うわけでミッション:8ミニッツ。
Weblog: よしなしごと
Tracked: 2011-12-30 04:51

ダンカン・ジョーンズ監督インタビュー:映画『ミッション:8ミニッツ』について
Excerpt: 観る者の想像を完璧なまでに裏切る鮮やかなプロットで全米の映画ファンを熱狂させた『ミッション:8ミニッツ』(原題:Source Code)。日本公開に合わせて初来日していたダンカン・ジョーンズ監督に、お..
Weblog: INTRO
Tracked: 2011-12-30 23:36

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: SOURCE CODE/11年/米/94分/SFサスペンス・アクション/劇場公開 -監督- ダンカン・ジョーンズ 過去監督作:『月に囚われた男』 -出演- ◆ジェイク・ギレンホール…コルター・スティ..
Weblog: 銀幕大帝α
Tracked: 2012-03-21 23:19

ミッション:8ミニッツ
Excerpt: 毎回異なる8分間、それぞれ事態も変って行くのがとってもスリリングに描かれてました。「月に囚われた男」の監督さんの2作目になるSFサスペンスもの。94分と短いですが内容は濃かった。パラレルな展開は混..
Weblog: いやいやえん
Tracked: 2012-04-01 10:16

ミッション8ミニッツ
Excerpt: 【あらすじ】 シカゴ行きの通勤電車の中で目を覚ました陸軍パイロットのコルター。 目の前には見知らぬ女性がいた。しかも、鏡に映る自分の顔にも全く 覚えがなく、知らない男の身分証明書を携帯している。コルタ..
Weblog: タケヤと愉快な仲間達
Tracked: 2012-09-23 07:06