なんと優しさに満ちた映画なのだろう。
ストーリーの進行上必要最低限のセリフのみが字幕という形で提示され、シーンごとに状況を的確に表すBGMが時に優雅に、時に切なく、時に激しく作品世界を包み込む。それ以外の音声や効果音は観客それぞれが思いに沿って頭の中で独自に重ねて合わせていく・・・。
劇場で観るのは初めてのサイレント&モノクロ映画を、心の洗われる思いで堪能させてもらった。フランス人監督がハリウッド映画黎明期のとある一時代を温かくリスペクトした本作は、先のアカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞など5部門受賞に輝いた栄えある一本でもある。同じく映画愛をテーマにした『ヒューゴの不思議な発明』とのオスカー争いになぜ勝利できたのか。そんな興味もあっての鑑賞だったが、これはもう圧勝だ。“どうせサイレントの意外性がウケただけだろう”という思いがあったことを深く反省。
サイレント映画界の大スターがトーキーへの流れに乗りきれず衰退していく悲哀の物語。彼にあこがれ映画の世界に飛び込んだ娘がトーキー映画でみるみる人気を博していくさまが対照的に描かれる。互いに惹かれ合いながらもすれ違いの恋模様はたしかに切ないのだが、彼女の一途な想いから伝わる温もりのなんとも心地よいこと。こうした感覚は色や音が伝えているわけではないのだと、改めて気づかされた。
演出もいい。慕うあまり彼の控室に忍び込んだ彼女が、かけてある上着の袖に手を通してのシーンが絶品。あの右手の動きが頭から離れてくれません(笑)
サイレントの時代に生きた俳優の物語をサイレント映画仕立てで見せる・・・。
このアイデアにあざとさを感じないわけではない。その意味でなら1930年代のパリの風景を最新の映像技術で見せてくれた『ヒューゴ~』のほうにこそ邪心のないある種の清々しさがある。
しかし本作、実は完全なるサイレント映画ではないのだ。前宣伝ではしきりとサイレントであることを強調するコピーが目立ったが、中盤とラストシーンの2回、しっかりと“音”が入るのである。特に中盤のシーン。これには参った。脱帽。コイツはスゴイよ。
主人公が何気に置いたグラスが“コツン”と音を立てる。不思議そうにあれこれ試すうちに徐々にパニックに陥る彼。たまらず声を上げようとするがなぜか自分の声は出ない。あわてて外へ飛び出すと、通りを歩く女性たちの笑い声が響き渡る・・・。
これ、彼の夢の中の出来事なのだ。トーキー映画の台頭におびえる彼の心理状態を的確に表す仕掛け。本作をサイレント映画に分類するならこれは紛れもない禁じ手である。だがこれほど効果的な効果音に私は遭遇したことがない。言い換えればこの悪夢における音を生かすために本作はサイレントのスタイルを取ったと言ってもいいくらいに、とにかく効果的なシーンだった。(ラストでの“音”はぜひ劇場にてご確認を。こちらもお見事!)
ラブストーリーとしての設定に深みはなく、悪く言えば現実味に欠ける印象は否めない。既婚の実力派俳優と新進気鋭の若き女優との熱愛騒動というホットさが、きっかけにもその後の経過にもたいして感じられないのである。
しかしこれを本作のマイナス要素と捉えるのは大きな間違いだと私は思う。シンプルさこそが本作最大の魅力。出逢ってすれ違って、でもやっぱり惹かれ合って・・・。そうしてたどり着くハッピーエンドはやはり感動をもたらしてくれるもの。
落ちぶれかけたスターを救う女優のアイデアも素晴らしい。
彼との共演ができないなら私は降りると言い切った彼女の秘策。かつてスタジオ内で再会したときのあの二人で奏でたタップダンスが、彼の復活はもちろん二人の関係修復にも貢献し、それだけでなくおそらくは映画界に新しい可能性をも示すことになったのだ。
音がないことを逆手に取った仕掛け。ここしかないという絶妙なタイミングで追加された音たちを味わいつつ、また遠いサイレントの時代に想いを馳せつつ、優しくさわやかなラブストーリーを心ゆくまで楽しんでみてはいかがだろう。
傑作。
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この記事へのコメント
にゃむばなな
サイレント時代には作れなかった、トーキーを見事に組み込んだ、これぞ21世紀のサイレント映画。
このセンスには脱帽するのみですよ。
SOAR
そこなんです、まさにそこ。単なるサイレント映画だったら、一歩間違えればあざとい印象ばかりが先行してしまったでしょう。
部分的に絶妙なタイミングで“音”を入れたことで、この作品がただのサイレントとは一線を画す作品となりましたね。
オリーブリー
二箇所で音が出ると聞いていたけど、まさかの演出に驚きました。
周囲の雑音とラストの息遣い、センスが光ってました!!
言葉や色がなくても人間の感情は伝わるんですね。
単なる懐古映画でなく、現代とマッチした内容で、いつの時代も変わらないものを改めて考えさせてくれました。
SOAR
あちゃ~、音が入るシーンのこと、事前に情報流れてたんですかぁ!?
私全然知らなかったものですから、あのグラスを置く場面で鳥肌立ちましたよマジで。直後の印象は“禁じ手”でしたけどね(笑)
セリフやSEで状況説明を済ませちゃってる作品って結構多いんですよね。だから棒読みの子供やアイドルちゃんでも役者ができちゃってるわけなんですが、そういう表現力のない役者が通用しないのがサイレント映画なんだと本作から学んだ思いです。
仕草、表情、目の動き・・・。主演の二人のこれ、素晴らしかったですね。
BROOK
最初は違和感を感じつつも、
それに慣れてくる自分がいました。
時折入る字幕や俳優たちの表情が見事だったと思います。
ラストはサイレントから本格的にトーキーへ。
あのタップダンスのシーンだけで、巧みに表現していました。
おくやぷ
よかったです
もうよかったです
SOAR
映画の楽しみ方って当時と今とではずいぶんと違うんですね。限られた情報のみ受け取りながら各自が補完していくようなサイレント&モノクロの時代。
仮に映画大ファンな私たちが当時の人間だったら、果たして映画にハマっていたのかなあ・・・なんて考えてしまいます。
SOAR
うんうん、よかったよね~。
ホントよかった。
悠雅
他に類を観ない現代のサイレントは、演技、演出、音の使い方、編集の仕方など、様々な基本を踏襲しながら、大いなる遊び心を加味して、
素晴らしい作品に作り上げられたと思いました。
流石、たくさんの賞を受けるに相応しい作品でしたね。
賞効果で、田舎のシネコンでも観られたことに感謝、感謝です。
sakurai
最近足りなかったもの。ストレートな気持ちと、こういう映画を作って見せたい!という監督の熱情、そして見事な演技。すべて堪能させてもらいました。
こういう映画を見れて幸せ!と感じることが出来た自分がうれしい。
サイレント映画というより、サイレントという状況を利用したロマンス映画と感じました。
いつもひねくれてる自分がちょっとやさしくなれた気分です。
SOAR
サイレント時代の物語であることとサイレント映画であること。うっかりすると当たり前に受け取りがちですがこの組み合わせに必然性はないわけで、ここにまずアイデアの素晴らしさがありますよね。
あっという間にサイレントの世界に引き込まれた現代の観客にそれを気付かせてくれるのがあの遊び心。
賞効果ってホント大きいですよね。ここ最近のアカデミー受賞作だと、『スラムドッグ~』、『英国王~』、そして本作と少なくともこの3本、こうして話題に上らなければ私観てないかもしれません。こんなにも自分の心に沁みこんでくれる作品たちに出会えたことに感謝です。
SOAR
同感です。私の好みのジャンルとは対極にあるような作品なのに、観終わってこれほど幸せを感じた作品はそうそうありません。素直にそう思えた自分が本当にうれしくなりましたよ。
サイレントの形式でありながら単なるサイレントではなく、とても凝った作品であることでも楽しめました。サイレントを現代人に見せるための工夫を凝らした監督の才能と、それに見事に応えた俳優陣のセンス。それがオスカーにつながったのでしょうね。
なな
お返事がすっかり遅れてしまいました。
オスカー受賞のこの作品
できれば劇場で観たいなぁと思っていましたが
実現してよかった~~
ほんと優しさに満ちた作品で
古き良き時代に癒されるような心地よさ。
でもおっしゃるように
効果的に有音シーンを挿入したりして
心憎い演出が光る作品でもありましたね。
サイレント映画は初めて観たけど
その良さがよく伝わってきました。
SOAR
セリフのないことってマイナスではなくプラスにも作用し得るのだなと、そんな風にも思えました。
当時のサイレントをただ単に真似るのではなく、大胆な演出によって現代のサイレントとして見せたことも素晴らしかったですよね。