『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』・・・ひまわりの一言に注目!

そもそも原恵一監督が第9作『オトナ帝国の逆襲』と第10作『戦国大合戦』で“仕掛けた”ことにより、一部の大人たちから注目されるようになったのが映画版クレしんである。ちなみにこの2作、少なくとも私は日本のアニメ映画史上に残る傑作だと思っているのだが、残念ながら第11作以降この二つに匹敵するような作品が出ていないのも事実。それでもここ3年ほどはそれなりの良作が続いているので、このへんでそろそろ傑作と呼…

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『HOME 愛しの座敷わらし』・・・リアリティとファンタジーの均衡

田舎の風景、古民家へ引っ越し、家族再生、そして・・・「何かいる!」 こういう話は実に多い。しかもいい話が。 訳あって都会を離れ自然豊かな田舎に移り住んだ家族が、妖怪や幽霊に出会うことでひとつにまとまっていくという再生の物語にはなぜか不思議な魅力がある。ジブリの代表作『となりのトトロ』もそうだし、つい先日観たばかりの『ももへの手紙』もそうだった。その対象を河童や人魚にまで広げ、映画に限定せ…

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『ももへの手紙』・・・父の想いと父への想い

興味はあったものの劇場鑑賞は躊躇していた本作を結局初日鑑賞。その感想を一言で表すならずばり、「観てよかった!」である。 ジブリの傑作『となりのトトロ』の持つあの情緒豊かなテイストや『千と千尋の神隠し』のおどろおどろ感、そして両作品共通のひたむきなヒロイン像を、亡き父と少女の絆の物語に当てはめて再現し直したかのような本作。久々に日本アニメらしい良質の作品に出会えた。 空から落ちてくる3…

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『Black & White/ブラック & ホワイト』 ・・・恋もアクションも派手にやってくれないと

けっしてツマラナイ作品ではないものの、結局最初から最後まで引き込まれることなく終わってしまった(汗) 凄腕のCIAエージェント二人がそのスキルを駆使してのガールフレンド争奪戦というストーリー。これをマックGが撮るのだから、さぞかし盛大なアクションとハイセンスなコメディの融合を楽しめるのだろうと期待していたんだけど、うーん・・・正直今ひとつ。 無人機プレデターや衛星の私的利用は確かにとんで…

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『名探偵コナン 11人目のストライカー』・・・推理パートの希薄さが致命的

さて今年のコナン。 まずサブタイトルが興味深い。これまでの「●●の■■(△△)」パターンではなくなったのだ。昨年の『沈黙の15分(クォーター)』のセンスの良さが記憶に新しいが、今年は通例と異なり“の”以下はカッコなしの片仮名ストレート。まあ考えてみたけどストライカーの漢字表現って難しいので(得点選手とか蹴球選手とか点取り職人とか?)、素直にこのタイトルとなったのかもしれない。 ・・・など…

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『バトルシップ』・・・現用駆逐艦が魅せる迫力の洋上バトル

各国海軍が参加するリムパック(環太平洋合同演習)の海域にエイリアンが出現したらどうなるか。ありそうでなかったこのアイデア。こいつは面白そうだ。なにしろリムパックには空母やイージスや潜水艦を含む数十~百隻近い戦闘艦が集結しているのだ。 過去の軍隊VSエイリアン映画とは規模が違う迫力の戦闘シーンの予感に期待を膨らませつつ劇場へ。 うわー、オモシロ過ぎ~!! 結論から言うと、私の期待した…

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『アーティスト』・・・サイレントに絶妙のギミックを添えて

なんと優しさに満ちた映画なのだろう。 ストーリーの進行上必要最低限のセリフのみが字幕という形で提示され、シーンごとに状況を的確に表すBGMが時に優雅に、時に切なく、時に激しく作品世界を包み込む。それ以外の音声や効果音は観客それぞれが思いに沿って頭の中で独自に重ねて合わせていく・・・。 劇場で観るのは初めてのサイレント&モノクロ映画を、心の洗われる思いで堪能させてもらった。フランス人監督が…

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『劇場版 SPEC ~天~』・・・開けてしまったパンドラの箱

思えばテレビドラマの第1話からハマってしまった『SPEC』。戸田恵梨香と加瀬亮の新境地にグイグイ引き込まれてあっという間の全10話。結局謎だらけじゃないか~!な終わり方だったドラマの続編がついにキタ!(喜) ちなみに昨日の「王様のブランチ」の中で「テレビドラマのほうを見てなくても単体で楽しめる」と紹介していたが、それはどうだろう。少なくとも先日放送されたスペシャルドラマ『SPEC ~翔~』…

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